巨人戸郷翔征投手が場外弾男斬りで開幕ローテーション候補に生き残った。3回1死、DeNAオースティンのバットの破片が飛び散った。6球目。膝元の148キロ直球で三ゴロに打ちとった。初回は外角への137キロスライダーで空振り三振。6回の3度目の対戦でも、144キロの内角直球で一邪飛。オープン戦12球団トップタイの4本塁打を放った助っ人を完璧に抑えた。

修正力の高さを示した。初回、梶谷に先頭打者本塁打を浴びるなど2点を失った。直球がシュート回転することを気にして、力を抑えていた。2回以降は「思い切り投げた」と、本来の腕を振る投球を取り戻し追加点を与えなかった。

“最終試験”だった。前回登板の2日西武戦では、山賊打線の前に4回3失点。一時は有力と思われた開幕ローテ入りに黄色信号がともった。「危機感を感じつつ、しっかりやっていければ」と見つめ直した。

強力打線を6回2失点に封じ、原監督は「もう1回、次の登板のチャンスは勝ち取ったというところ」と開幕前にもう1度登板機会を与える方針を示した。戸郷は「一番は日本一になるためにケガなく1年間やり抜くこと。頑張っていきたい」と力を込めた。【久永壮真】