巨人は11日、19年10月に東京ドームで開催した「クライマックスシリーズ」でチケットの高値転売があり、警視庁が同日、チケット不正転売禁止法違反容疑でシーズンシート契約者1人を逮捕したと発表したことを公表した。

巨人および読売新聞社は、チケット不正転売事件の摘発に向け、警視庁の捜査に積極的に協力してきた。チケットの不正転売は、野球ファンが公平、公正に試合を観戦する機会を奪うものであり、巨人および読売新聞社はこれまでも、悪質な不正転売は警察に通報するほか「試合観戦契約約款」に基づいてチケットの販売拒否や入場禁止などの措置を取ってきた。

入手したチケットをインターネットオークションや金券ショップに出品するなどして転売した場合、シーズンシート契約者やファンクラブ会員であれば、契約解除や退会処分になる場合がある。転売されたチケットを購入した場合、入場を断り、将来のチケットの販売を拒否することもある。