阪神は投手力はあるが、外国人野手の実力がまだ見えてこない。守備力も落ちる、ということで4位にした。練習試合ではボーア、サンズ、マルテを主軸で並べたが、そこまでの信用はまだない。ランナーを背負った時、投手は外国人よりも糸井のほうが怖く感じるのではないか。1番で起用するのは、もったいない。1番は糸原や上本、2番は近本でいい。糸井は出塁率の高い選手の後ろ、つまり3番がいいだろう。外国人を中心で並べるのは、未知数過ぎる。

昨年はマルテとソラーテで合計16本塁打だった。これはあまりにも寂しい数字だ。今季は3人合わせて60本塁打を超えてくれば、優勝争いできるだろう。野手はやはり外国人の奮闘が鍵を握る。

投手のキーマンには、西勇を挙げたい。昨年は10勝8敗。先制点を与えるケースが多かった。エースは相手より先に点を与えないことを心がけないと。先に点を取られると、打線が後手に回り、大胆な策が取れなくなる。今年は10回打ち切りで、リリーフ陣をつぎ込めるので、最初から飛ばしていく気持ちでいったほうがいい。15勝前後、負けを6、7に抑え、1人で貯金を「8」は作りたい。

優勝候補の筆頭は巨人。坂本、丸、岡本、亀井の存在は大きい。機動力を含めた得点力がある。DeNAは1位に推そうか迷ったほど外国人野手を中心に戦力はある。(日刊スポーツ評論家)

 

<セ・リーグ>

(1)巨人(2)DeNA(3)広島(4)阪神(5)中日(6)ヤクルト

<パ・リーグ>

(1)ソフトバンク(2)楽天(3)西武(4)ロッテ(5)オリックス(6)日本ハム