#開幕を待ちわびたファンへ-。19日にセ・パ両リーグが開幕。異例のシーズンのスタートダッシュを決めるのは、どこか。鍵を握る開幕ローテーションと各ポジションのスタメンを各球団担当記者が予想した。

キャプテン坂本、開幕スタメン候補の大城が新型コロナウイルス陽性判定を受け、3日から10日間入院生活を送った。原監督は2人のコンディションを慎重に見極める方針で、遊撃手は高卒3年目の湯浅や増田大がスタンバイ。捕手は経験豊富な小林、炭谷が打撃でもアピールを続けている。

練習試合は10試合10通りの打線を組んだ。一塁手は中島が打率3割4分6厘と好調をキープ。陽岱鋼も2本塁打と調子を上げた。二塁手は吉川尚が当確だが、当初想定していた1番吉川尚、5番パーラの確定には至っていない。

原監督は、理想に掲げた6~7人のレギュラー固定から左右の投手でオーダーを組み分けるなど、流動的な起用に方針転換。1番5人、5番は3人をテストした。パーラは5番では3試合計9打数無安打。7番、1番などでは打率3割1分6厘で、5番は亀井らからスタートする可能性もある。

投手陣は新外国人サンチェスが、練習試合2試合計10失点で防御率11・74と不安を残した。開幕延期により、左肘痛のメルセデスが復帰したことは明るい材料。田口、桜井に加え、開幕ローテ候補には高卒2年目の20歳戸郷が食い込んだ。【巨人担当=前田祐輔】