DeNAは新外国人ピープルズが好投も、中継ぎ陣が打たれ、逆転で開幕2連敗となった。先発し6回を6安打1失点。最速150キロの直球に、ナックルカーブやチェエンジアップなどを織り交ぜ、7三振を奪う力投に「初回は苦しんだけど伊藤(光)がいいリードをしてくれたのでリズムに乗っていけた」と納得の表情を見せた。

外国人の1軍登録は5人に増えたが、ベンチ入りは4人のため、この日は中継ぎのパットンがベンチ外。ピープルズ先発時にソト、オースティン、ロペスの野手3人を起用する場合はこの状況となる。結果的に手薄になった中継ぎ陣が打たれたが、先発の安定や強力打線も不可欠のため、今後も難しい選択となる。

登板後にピープルズを抹消し、中継ぎのエスコバーを登録する選択肢もあったが、ラミレス監督は「もう1度(先発ローテーションで)行きたいと思います」と明言。今永、浜口ら左腕が充実する先発陣の中で、196センチの新助っ人右腕が、体同様、大きな存在となってきそうだ。【鈴木正章】