阪神糸井嘉男外野手が一時は勝ち越し弾となる今季1号を決めた。

2番糸原の同点打が飛び出した直後の5回1死一塁。2ボールから外角低めのチェンジアップを完璧にとらえ、右中間席に2ランを運んだ。1発を放った直後には広報を通じて「絶対勝つ!」と必勝を宣言。その言葉通り、チームは劇的勝利を収めた。

前日26日DeNA戦は左腕今永対策でスタメンを外れたが、開幕から好調をキープしている。昨年10月に左足首を手術。新型コロナウイルスの影響で開幕が大幅に遅れたこともあり、万全の状態でシーズンインしていた。この日は1回1死一塁から右前打でランエンドヒットを決め、直後の1死一、三塁から今季初盗塁となる二盗にも成功。初回2点先制をお膳立てしていた。

これで開幕2戦目の20日巨人戦から出場6試合連続安打。開幕戦の1番から3番に打順が代わっても存在感は変わらず、打線全体が苦しむ中での打率3割4分5厘はさすがだ。