阪神青柳晃洋投手(26)が7日巨人戦の甲子園開幕投手を平常心で挑む。6日は甲子園の室内練習場で調整。キャッチボールなどを行い「甲子園が最初とかは何も意識することはないけど、しっかりといいチーム状況のまま巨人に勝てたら」と気合十分だった。

チームは広島に連勝して息を吹き返しつつある。青柳は今季2試合に先発して1勝1敗、防御率0・75と安定感抜群だ。20年初陣の6月23日ヤクルト戦は7回途中を1安打無失点。この2戦は昨季3割超と打ち込まれた苦手の左打者を19打数2安打、打率をわずか1割5厘に抑える。シンカーやカットボールの精度向上が進化の秘訣(ひけつ)だろう。

「主となる球になりつつある。いまのところはいいかな。このままシーズンを通して使っていけたら、本当に左打者に対しても自分自身も成長できるかな」

首位を快走する巨人への警戒を怠らない。主砲岡本は打率4割超の首位打者でアーチ5発。パーラも3本塁打で、坂本、丸らキャストがそろい「本当に走者をためたら大量失点になる。丁寧に投げられたら」と気を引き締める。昨季の巨人戦は1勝1敗で防御率4・05だった。「自分の投げた試合は全部勝ちたい」。強敵を全力で封じにいく。