早速有観客の力を発揮? 阪神とDeNAが有観客試合となった初日に、両軍が先頭打者アーチを放つという珍しい光景が生まれた。

まずはDeNAの1番梶谷だ。阪神の先発青柳の3球目、内角131キロカットボールを引っ張り、右翼席に先制ソロを放った。

その裏、阪神の1番近本も続いた。DeNAの先発大貫の3球目、内角低め129キロスプリットを右中間スタンドへ。“先頭打者アーチ返し”ですぐに同点に追いついた。近本も「打った瞬間は入るとは思わなかったですが、ファンの方の声援が打球を後押ししてくれたと思います」と球場に駆け付けたファンへ感謝した。

その後は2番糸原が三塁打を放ち、3番糸井の遊ゴロの間に逆転。さらに4番大山にも左翼への3号ソロが生まれた。有観客試合が始まった日の初回に3点を奪い、早くも打線爆発の予感を漂わせた。