「ウエルカムバック!」。日本ハムのクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(29)が、本拠地初アーチに大興奮した。

2点を追う6回。フルカウントからの6球目、狙っていた内角への直球を引っ張った。左翼席に突き刺す2号ソロ。母国語スペイン語の通訳をよそに、日本語で歓喜した。「(札幌ドームで)ハジメテノホームラン、メッチャウレシイ。ミナサン、アイタカッタヨ。ウエルカムバック」。

カムバックしたのは前カードのオリックス戦。虫垂炎の手術後、復帰4戦目で1号ソロを放った。この日は、念願の「札幌ドーム1号」を含む2安打マルチ。記念の1発が打線に火を付け、この回に試合を振り出しに戻した。

日本球界は巨人在籍時を含めて2年目ながら、日本語でチームメートと交流する。期待の新星・野村が故障離脱。三塁のレギュラー筆頭候補が、存在感を放ち始めた。