新潟は0-6で信濃に敗れ、連勝はならなかった。先発の海老塚耕作(23)が4回6失点。その後に2番手で登板したルーキー左腕・田村颯瀬(18=東京学館新潟)が5回1イニングを無安打無失点に抑えた。

エースがKOされた後、田村の落ち着いたマウンドさばきだった。3球で2死を取ると、3人目は信濃の9番安野にファウルで粘られた。それでも10球目に「いちばん良かった」というカーブで二ゴロに打ち取った。

すべて中継ぎで8試合目の登板。「1回を3人で抑えることを意識している」と言う田村を清水章夫監督も「投げるたびにいい投球をしてくれる」と高く評価する。「いずれは先発に回りたい」と先発ローテーション入りを視野に入れ始めた。【斎藤慎一郎】

○新潟海老塚(未勝利の5敗目)「腕も振れているし球威もあるが、浮いたところを打たれた」。