中日が、甲子園3連勝返しを狙う。29日からの阪神3連戦(甲子園)へ、勝野、大野雄、ロドリゲスの順で先発ローテーションを組んだ。昨季から8連敗中の鬼門打破へ、必勝ローテで挑む。

敵地3連戦を控え、大野雄らはナゴヤ球場で汗を流した。30日の2戦目に先発予定の大野雄は、マウンドで投球練習。「1イニングでも長く投げてチームを勝たせられるように頑張ります」と力を込めた。22日ヤクルト戦で、巨人菅野に並ぶリーグトップの3度目の完封勝利の勢いを維持する。

29日に先陣を切る勝野も、鼻息が荒い。21日ヤクルト戦で今季2勝目をゲット。「(次に)バトンパスできるいい流れを作りたい」と、8月1日ヤクルト戦で8回1失点で白星を挙げた登板に匹敵する好調さを明かした。プロ3勝はすべてヤクルトだが「先発として完投、完封は目指している」と、阪神戦での初勝利と初完投も視野に入れる。

体幹のコンディショニング不良で離脱中だったロドリゲスも、この日から合流。10月1日の3戦目の先発が有力だ。助っ人は「どんな場所でも自分の力を出して、チームが勝利できるように投げます」とキッパリ。8月に支配下選手登録され、2連勝した鮮烈デビューの再現を、自身初の阪神戦で見せるつもりだ。

2位阪神とは2・5差。鬼門打破のトラたたきで、与田竜が7年連続Bクラス脱出への足がかりを作る。【伊東大介】