ドラフト候補の東海大海洋・加藤廉主将(4年=島田工)が、大学最後の公式戦を2安打で締めくくった。日大国際関係戦に1番遊撃手で先発し、まずは3回の第2打席。2死走者なしから外角の変化球を中前に運び、3試合ぶりに快音を響かせた。6回の第3打席にも、2死走者なしから再び変化球に対応。右前打を放った。

前日11日は3打数無安打に終わり、チームも0-3で日大国際関係に敗戦。優勝争いから脱落した。加藤は「最後は良い形で終わりたかった」。この日は、チームメートと一緒に学校のグラウンドで“早出特打”を行ってから会場入り。意地の2本だった。

先月10日にプロ志望届を提出し、4球団から調査書が届いた。今後も、夢舞台に備えて後輩たちと練習を続けていく予定。「楽しみな部分と不安な気持ちもある。しっかり準備をしながら良い報告を待ちたい」と語った。【前田和哉】