ソフトバンク4位の青森山田・川原田純平内野手(18)が「ポスト今宮」に名乗りを上げた。

28日、青森市内の同校で指名あいさつを受け「小さい頃から好きだった選手。プロとしては小柄でもホームランを何十本も打っている姿を見てきて、今宮さんみたいになりたいと思ってきた」。小学生から遊撃手一筋で、守備には自信を持つ。「近づいて、超えられるような選手になりたい」。ユニホームを着用し、背筋を伸ばした。

同席した福山アマスカウトチーフは、今宮が明豊(大分)時代の担当スカウト。青森県大会で19年巨人ドラフト1位堀田投手を視察時、東北担当の作山スカウトから「堀田の後ろの選手も見て」の声にビビビときた。「目つき、話すそぶり、練習への姿勢、探求心、キャプテンシー、高校時代の今宮と同じようなイメージを持てた」と指名に至った評価を明かした。

川原田も「スローイングは、まだ不安。キャッチボールから見直したい」。同じ右投げ右打ちの遊撃手として、攻守で背中を追う。【鎌田直秀】