ヤクルト高梨裕稔投手(29)は、5回0/3を被安打4の1失点、6奪三振の5四球、106球で降板した。

0-0で迎えた4回1死満塁のピンチから、併殺崩れの間に1点を許した。しかし2死満塁から8番坂本を直球で見逃し三振に仕留め、最少失点で切り抜けた。

直後の5回は、先頭で青柳から中前打を放ち、今季6安打目。得点には結びつかなかった。

6回は制球が乱れ、先頭から2者連続四球、陽川に右前打を打たれ無死満塁となったところで、マウンドを降りた。ベンチでは、悔しそうな表情で汗をぬぐった。

「今日は変化球でストライクをとることができず、球数も多くなり、四球を多く出してしまいました。6回のピンチの場面で(2番手の)星に助けてもらい、何とか最少失点で切り抜けることができました」とコメントした。

日本ハムから移籍し2年目を迎えた今季は、9月に一度、登録抹消があったものの開幕からほぼローテーションを守りきり、17試合に先発した。