高卒2年目でプロ初先発の巨人横川凱投手(20)が勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りた。終始落ち着いた様子で、69球を投げ5回3安打1失点。3回までは無安打で、4回無死、塩見に初安打となるソロを浴びたが、この1点のみに封じた。

「マウンドに上がる前は緊張しましたが、いざマウンドに上がるとバッターに集中できて冷静にいられました。目の前のバッターを1人1人抑えることを意識してテンポよくリズムに乗ることができたと思います。ただ、球種1つ1つの精度が低いことは投げていてわかりました。もっとレベルアップしなければいけません」と振り返った。

坂本が2000安打を達成した試合で初先発したことについては「坂本さんの偉大な記録を目の前で見ることができて光栄ですし、その試合で投げさせていただけることに感激しました。僕1人の力ではかなわなかったので感謝しています」。同期入団の戸郷や直江は先に1軍先発を経験しており「2人の活躍をモチベーションにして、5年後、10年後に上に立っていられるように頑張りたい」とこれからも高め合って行く。