ソフトバンク泉圭輔投手(23)が「脱! 地味キャラ」宣言だ。14日に福岡市内の球団事務所で1550万円アップの年俸2800万円で契約改。

2年目の今季は中継ぎで1年を通してブルペン待機し、チームで5番目に多い40試合に登板。8ホールド、防御率も2・08と好成績で大幅アップを勝ち取ったが、「同世代の笠谷や栗原、板東さんはグッズが出ていたのに、僕だけなかった。できれば何か作ってほしい…」と球団には珍しい要望を伝えた。

というのも、笠谷と板東はイケメンコンビとしてオリジナルグッズを発売されているのに対し、泉は全選手共通のタオルなどがあるだけで、固有のグッズがない。中継ぎだけでなく先発もあった笠谷、板東とは役割こそ違えど、2人の登板数は20試合と15試合。それだけに泉は「正直、インパクトを残せる活躍ができなかった。1年間、1軍にいたけど、自分のせい」。40試合のうち16試合がビハインド。11試合が同点か3点以内のリードだった。10月11日ロッテ戦からは9試合続けて勝ち試合に投げ、そのうち3試合で9回を締めている。チームへの貢献度は高いものの、印象が薄かったというのが自己分析だ。

来季に向け「しびれる場面でバチッと抑える。それを続けることが大事」と気合十分。グッズ作成のためにも、真の勝ちパターンに近づくことが目標だ。【山本大地】(金額は推定)