ロッテ鳥谷敬内野手(39)が22日、来季の契約交渉を行い、現状維持となる年俸1600万円の1年契約でサインした。

シーズン終了直後には「(現役を)続ける可能性もあるし、辞める可能性もあるし」と話していた。この日、あらためて「来年もサポート役というだけでなく、選手としての戦力と考えてくれていると話をいただいた。今年1年はスタートからチームも決まらない中で、自分のベストな状態で1年間やることができなかったので。もう1回勝負させてもらえるということなので、来年ももう1回勝負したいなという思いが出た」と明かした。

来季でプロ18年目を迎える。「プロに入った時に40歳でショートを守りたいと思っていましたし、それが実現できる年齢までできるということと、ショートで出られるかどうかよりも、出られるだけの準備を若い選手と一緒にやっていきながら」と見すえた。

昨オフに16年間プレーした阪神を退団し、キャンプ終了後の3月にロッテに入団した。今季は42試合に出場、打率は1割3分9厘にとどまったが、10月には通算350二塁打を達成。好走塁でサヨナラ勝利に貢献するなど、存在感を見せた。(金額は推定)