大阪ガスの橋口博一監督(53)が今季限りで退任することが27日、分かった。就任1年目の18年に都市対抗で初優勝に導き、19年には日本選手権を初めて制した。前田孝介副部長(50)が来年1月1日付で新監督に就任する。

橋口監督は三国丘(大阪)で84年のセンバツに出場。東京6大学の慶大で主将を務め、一塁手でベストナインを獲得。大阪ガスには91年に入社し、一塁手や捕手として4年間プレーした。マネジャーやコーチを務めた後は社業に専念し、13年に副部長として野球部に復帰。監督としては近本(阪神)小深田(楽天)らを擁して3年間で2度の全国優勝を果たした。

後任の前田氏は神港学園(兵庫)から同大に進み、大阪ガスに入社。12年に野球部員らによる不祥事が発覚し、6カ月の対外試合禁止処分を受けた後は、マネジャーなどで部の再建に尽力してきた。