日本ハム初の道産子1位ルーキー伊藤大海投手(23=苫小牧駒大)が、新春インタビューでプロ1年目の決意を語った。大学再入学があったことで、丑(うし)年の今年は「年男」になる。自身の「新人王」、チームの「日本一」を掲げ、1シーズン攻め続けることを誓った。【取材・構成=山崎純一】

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-新年の決意を

伊藤 まずはしっかり1軍に入ること。その舞台で投げることを大学4年間でずっとやってきたので、達成できるように。

-新人王を狙う

伊藤 もちろん。意識はしていますが、まずは自分のやるべきことをやった結果で結びつけばいいなと思う。

-今年は年男

伊藤 巡り合わせが全てうまくきている。ドラフトも含めて大学を1年でやめたことも含めて、いい巡り合わせでこられている。流れに身を任せてじゃないですけど、自分のやるべきことと、流れは自分から変に崩さないように意識してやっていきたい。

-丑(うし)年はどんなイメージ

伊藤 ちょっと強そうなイメージはある。突き進むじゃないけど、そういう意味合いも兼ねて自分にぴったりかなと思う。

-牛は突き進むイメージもあれば、1歩1歩ゆっくり踏みしめていくイメージもある

伊藤 僕もプランを立てながらいくタイプなので、ただやみくもに突き進むだけでなく、自分の考えを持って着実にステップアップしていく意味でもいいかなと思う。

-「牛に引かれて善光寺参り」ということわざもあるが、日本一への思いは

伊藤 日本一は今まで小学校、中学校、高校、大学とない。上の景色を見てみたいというのはもちろんある。ここまでやってきた野球で、なにかてっぺんをとるというのは1つの目標。目指していきたい。

-正月の過ごし方

伊藤 ゆったりしてます。実家に帰って釣りも行きますし、あまり野球のことを考えないのは年末年始くらいかな。

-釣りは毎年恒例

伊藤 釣り納め、釣り始めは毎年やっています。

-釣り始めで大きい魚を釣れたらいい年になりそう

伊藤 去年、一昨年といい魚(50センチサイズのアブラコ)が釣れて、まあまあいい年だったので。今年はそこに懸かっているかなと。

-こんな初夢を見たいなというのは

伊藤 いい夢を見過ぎても、気合入れすぎちゃうかもしれないので、悪い夢じゃなければいいかな。

-栗山監督に対しての思いは

伊藤 この前お会いした時も、テレビで見てきたまんまの熱い方だった。いろんな知識を教えてもらって、いろんなことを吸収してという中で1年間、しっかり戦えたら。

-最後に今年の抱負を漢字で

伊藤 「攻」めるですね。今までテレビで見てきたような打者ばかりになるので、そこで「誰さんだ」と受けずに自分の投球をして、強く内角を攻めたり、戦っていけたら。