DeNA神里和毅外野手が盗塁成功率10割を狙う。20年は8盗塁企図で7成功。成功率は8割7分5厘と、セ・リーグ盗塁王の近本(阪神=7割9分5厘)を超え、パ盗塁王の周東(ソフトバンク)の8割9分3厘にも匹敵した。今季は「失敗したくない。ゼロを目指したい」とオール成功をもくろむ。

19年はチーム最多の15盗塁も、成功率が6割(企図25、成功15)にとどまっていた。20年に春季キャンプで、アメフト指導などで実績がある朝倉全紀氏の指導を受け「先生の走りがマッチした」と走法を改善。さらに「カウントや状況をしっかり確認していけた」と技術と頭脳が組み合わさり、高い成功率に結び付いた。

ラミレス監督が率いた昨季は、チーム全体で31盗塁とリーグ最少だった。オフにはチーム最多の14盗塁を記録した梶谷が巨人に移籍した。今季は、20年に2軍でリーグ最多タイ65盗塁を記録した三浦監督が就任。俊足神里への期待は高まる。【斎藤直樹】