巨人原辰徳監督(62)が3日、若手の奮闘ぶりに目を細めた。春季キャンプ3日目、ブルペンでドラフト1位平内龍太投手(22=亜大)、同4位伊藤優輔投手(24=三菱パワー)、戸郷翔征投手(20)高卒3年目の横川凱投手(20)らの投球に熱視線を送った。
有事に備えて、高校時代は捕手だった石川慎吾外野手にブルペンで捕手を経験させるなど、シーズンを見据えて充実のキャンプを過ごしている。
練習後の主な一問一答は、以下の通り。
-ブルペンでは若い投手を視察
原監督 新人2人ももちろんそうなんですけど、横川ね。横川がとても、去年に比べると非常にこう、なんていうか、全体的に上がってきてますね。楽しみな。投球スタイルというかね。そういうのが非常にやっぱり良く映りますね。パワフルな投手ですね。
-体つきにも変化が
原監督 体つきも大きくなったね。同じ土俵に上がらすことができそうな感じがしますよ。
-昨季の終盤に1軍で好投をしたのが自信に
原監督 そうですね、ちょっと去年、骨折とかいろいろあってね。それでもまだ3年生? 楽しみですね。田口も…おちおちできないよ。(高橋)優貴もおちおちできない。今村もできないね。
-平内は大きい声出しながら強い球投げていた
原監督 そうですね、まあ、ちょっと体が全体的に疲れてるね。でも、やっぱり馬力を持ってるね。
-伊藤
原監督 彼もやっぱり実戦タイプでしょうな。知的なピッチャーだと思うよ。
-戸郷は135球で、桑田投手チーフコーチ補佐が設定した完投の球数を投げた
原監督 そうですね。何かいいものをつかんで、昨年の道のりをプラスに変えてくれてますね。
-戸郷の成長を感じる
原監督 思いますね。非常に高いよね、自分の意識がね。普通はあぐらかいちゃったりしそうなところだけど、そういうものが全く見えないですよね。まあ、あぐらかいてたらこうやるけどさ(笑顔で足を払うしぐさを見せる)
-戸郷はそうなるにはまだ早い
原監督 それは最後まで。プロ野球選手である限り、現役である限りね。
-石川が捕手
原監督 危機管理というぐらいですね。
-元々高校まで捕手
原監督 困った時にという中で、1人でもいれば、他意はないんだけど、チームを動かす上では重要なパーツであるということでは。
-印象は
原監督 いいんじゃない。気持ちよくやっている。
-石川には定期的に捕手を経験させる
原監督 少しずつ練習はね。準備だけさせないとね。ゲームでいざやれっていったってなかなかできないことなので
-紅白戦、練習試合では
原監督 その段階まで来られたら一番いいでしょうね。1イニングだけでもね。