侍ジャパンの稲葉篤紀監督(48)が4日、阪神の1軍沖縄宜野座キャンプを視察し、藤浪晋太郎投手(26)の復調を評価した。

藤浪はここ数年、制球難に苦しんでいたが、昨季は中継ぎで球団最速の最速162キロを計測するなど、復調を印象づけている。

稲葉監督は建山投手コーチとともにこの日、ブルペンで藤浪のブルペン投球に熱視線。「非常に藤浪君に戻ってきているなという感じでは見ています。ここまでは非常に順調に来ているなという風に思いました」と表現。「ポテンシャルも高いですし、若い時からジャパンに入ってやっている。またジャパンに対する気持ちというものが、少しでも芽生えてくれたらありがたいなと思います」と続けた。

東京五輪に向けた中継ぎ候補の1人でもある岩崎も高評価。「今日も(ブルペンで)質のいいストレートを投げ込んでいた。腕が遅れて出てくる。独特の投げ方をしているああいうピッチャーは、なかなか初見で打つのは難しいだろうなという風に思います」とイメージ。同じく代表候補にあがる大山、近本についても「もちろん、ジャパンとしても候補選手の1人として見ていきたいなという思いは持っています」と話した。