巨人岡本和真内野手(24)が“パーフェクト・ボディー”へと仕上がってきた。宮崎キャンプの主将に指名された2代目若大将。宮崎では実戦には出場せず調整を続ける。チーム初実戦となった8日の紅白戦中は山岸打撃投手を引き連れて、木の花ドームに向かった。

紅白戦で若手の生き残りサバイバルが開戦してから1時間ぐらいが経過した。パンパンの太もも、強靱(きょうじん)な上半身、落ち着き払って大人びてきた表情の岡本が現れた。ひと目みただけでも分かるぐらい体つきが“進化”していた。「だいぶ、仕上がってきましたよ。もう少しで完璧な体ができあがります」。体重、体脂肪率については明かさずも、除脂肪体重は90キロを超える。除脂肪体重の半分が筋肉量と言われ、45キロだとすると、一般成人の平均筋肉量は22~24キロの約2倍の筋肉で全身を覆っている。

1日のキャンプ初日はノックで軽快なフットワークを披露し、ユニホームを真っ黒に汚して打球に飛びついた。ランニングもフルメニュー消化。動きに重さは感じられない。ウエートトレーニングだけではなく、守備練習、打ち込みなど、野球の動作で鍛えた肉体だと示している。

今季の目標として「GGをとる」と青島神社の絵馬に記した。長嶋茂雄、原辰徳と巨人の王道ともいえるホットコーナーでのゴールデングラブ賞を標的に設定した。動ける巨体=パーフェクト・ボディーなら「パワフルな打撃」と「軽快な守備」を両立させられる。【為田聡史】

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