粘り腰のスタートだった。早大は26日、神奈川・川崎の相手グラウンドでENEOSと対戦。

今年最初のオープン戦で、徳山壮磨投手(3年=大阪桐蔭)が先発した。右のエースナンバー「11」を背負い「よし、やってやるぞ、と思いました」。4回まで毎回、得点圏に走者を背負ったが、本塁だけは踏ませなかった。社会人の名門を5回4安打無失点。最速は147キロを記録した。

結果で満足しない。2四球1死球を出し「コントロールが思うように投げられなかった。開きが少し早い。詰めていかないと。(93球は)多すぎる。完投には減らさないと」と受け止めた。17年センバツ優勝投手は、関東のドラフト候補で真っ先に挙がる存在だ。5球団が視察。日本ハム大渕スカウト部長は「経験がある。走者を出しても慌てず、なんだかんだで0点は、さすが」と評価していた。