ソフトバンク杉山一樹投手(23)が、初の開幕ローテーション入りへ一発回答を決める。

オープン戦開幕となる中日戦(ペイペイドーム)を翌日に控えた1日、福岡・筑後市のファーム施設で投手練習に参加。2番手で4回程度投げる予定で「先発のつもりで投げる。ノーヒットで終われば一番いい」と宣言した。

今季から初めて先発に挑戦。すでに開幕ローテ争いは「後半戦」に入っている。ここまで開幕投手の石川をはじめ、高橋礼、和田まで週末カード3連戦は当確。千賀、東浜はリハビリ組での調整が続くこともあり、火曜からの開幕2カード3連戦は未定となっている。現状では杉山のほか笠谷、大竹、武田、二保の5人で争う状況だ。「すべてアピールしないといけない」。

宮崎キャンプの杉山は紅白戦2試合で4回6安打2失点、2月23日西武との練習試合は先発して3回2失点とアピールは十分ではない。「打たれても併殺とかで、1回を3人で終わる。ゲームを作る、リズムを作ることを大事にしたい」と鼻息を荒くする。

最速157キロ右腕。160キロ超えを宣言して今季を迎えた。森山投手コーチいわく「ポテンシャルを考えるとエンジンが違う。千賀クラスになってくれるのではないかと工藤監督も期待している」逸材。千賀から伝授されたカットボールもほぼ習得した年男が、プロ3年目で初の先発の座を射止める。【浦田由紀夫】

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