育成を“卒業”した日本ハム長谷川凌汰投手(25)が、16日ロッテとのオープン戦(札幌ドーム)で、さっそく新しい背番号「43」をお披露目した。7回から2番手でマウンドに上がり、1イニングを1安打無失点。この日の試合前、球団と年俸520万円で支配下契約を締結したばかり。昨季は期待されながらコロナ禍による開幕延期に泣いた右腕が、開幕10日前、新たな戦力としてチームに加わった。(金額は推定)

長谷川の一問一答は以下の通り。

【試合前】

-背番号は43に決まった

初めて付ける番号なんですけど、2桁の番号をいただけたのは率直にうれしいです。

-両親への報告は

今日は両親が偶然休みで一緒にいた。父親に電話して「支配下になりました。背番号は43番です」と伝えました。(両親から)「良かったね」「ここからが勝負なんじゃないか」と言ってもらった。喜んでいたので、頑張ってきて良かったなと思った。

-2年目で支配下登録。ここまでを振り返って

昨年もファームで30試合に投げさせてもらって、いろんなポジションを経験させてもらいました。決して回り道ではなかったなと今は思えている。その経験は忘れないで、今後の糧にしていけたらなと。

【試合後】

-安田のバットを折って併殺打

スプリットです。打たせるために、どう狙って投げるかイメージして低めに投げられた。あそこは良かった。(田村への3球目に投げた135キロは)フォークです。球速的にも差が出るし、これからどういう使い方をしていくか。使い分けていきたい。

-スプリットはいつから 去年のフェニックスリーグから練習を始めて、少しずつ形になってきた。今まで変化球に執着してなくて、真っすぐでいかに速い球を投げるか、空振り取れる真っすぐを投げるかだけを意識してやってきた。去年それだけでは無理だと気付いて、変化球を使える球に昇華する作業をファームのコーチとゲームの中でだったり、そういう話をたくさんしてきた。ちょっとずつゲームで使えるようになって、幅も広がってきたけど、まだまだ下手くそなので。まだまだ良くなっていく部分かなと思う。