西武辻発彦監督が、今季の9回打ち切りルールを前向きに捉えた。

「投手陣が不安といううちとしては、プラスなのかなと思います。先のことを考えて、ピッチャー残してということじゃなくて、どんどんそういうパターンを使える」。先発が不調に終わっても、延長を想定せずリリーフ陣をつぎ込むことができる点で、9回決着をプラス材料に考えた。

チーム状況を見れば、明確な発想だ。先発ローテーションは手薄で不安を残す一方、リリーフ陣は厚みがある。平良、ギャレット、増田の勝ちパターンに加え、田村、佐野、伊藤、吉川らの安定感が増してきている。辻監督は「必ず、戦い方が9回でハッキリ終わるということを考えたら、それなりのいろいろな手があるということ」と、21年シーズンの戦い方を模索していく。

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