プロ1号は特大のバックスクリーン弾だった。阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)がヤクルト戦の1回にプロ初安打、初本塁打となる推定130メートルの1号2ランを放った。阪神の開幕2戦目での新人本塁打は最速タイで、ドラフト制後では最速。12球団ルーキー一番乗りの放物線で、すべての野球好きを喜ばせた。矢野監督も「想像を超える選手」と驚く怪物ルーキーの活躍で、2年ぶりの開幕2連勝となった。

<阪神佐藤輝と一問一答>

-初めてのヒーローインタビュー

こういった結果を出すことができて、とてもうれしく思います。

-4打席目は左前安打

しっかり逆方向に強い打球を打つことができたんで、それもよかったかなと思います。

-初盗塁も

何とか次の塁ということで盗塁決められて良かったです。

-チームは2連勝。ファンの声援は力になるか

ものすごい力になっています。

-オープン戦では6本も公式戦とはやはり違う

やっぱり全然違いますね。シーズンで打つということが一番大事なんで。今日1本目が出て良かった。

-今までの本塁打の中でも一生の思い出か

そうですね。これを一として積み重ねていきたい。

-甘い球を高い確率で捉えている

まさに甘いところをしっかり捉えることができれば、まず大丈夫だと思うんで。そこだけはシーズン通してできるようにやっていきたい。

-開幕カードで緊張は

昨日はちょっと高ぶっていたところはありましたけど、今日は普段通りにできたと思います。

-両親や友人の前で

やっぱりいいところを見てもらいたいので。打てて良かった。

-記念のボールは

両親にでもプレゼントしたいと思います。