阪神の西勇輝投手(30)が今季初先発し、広島相手に7回5安打1失点と好投した。

初回は先頭の田中に左前打を許したが、すぐに一塁けん制でアウト。その後、菊池涼の安打や失策も絡み2死一、二塁と得点圏に走者を背負ったが、坂倉を打ち取った。

2回以降は立ち直った。4回までの3イニングはいずれも3者凡退。5回は1死からクロンに安打を浴びたが、続く堂林を三塁併殺打と0を並べた。

0-0の投手戦が続く中、6回は1死二塁とピンチを招くと、菊池涼の左前適時打で先制点を献上。西川の二ゴロで2死二塁と再び得点圏に走者を置いたが、鈴木誠を一飛に仕留め、追加点は阻止した。

7回は先頭の坂倉に四球を与えたが、この日2つ目のけん制死を奪い、後続も抑えた。8回の攻撃で代打を送られ降板。「自分自身の今シーズン初戦でしたけど、いつもと変わることなく試合に入れましたし、先発としてイニングを多く投げるということはできました」とコメント。白星こそつかなかったが、昨季は6戦4勝0敗防御率2・00と相性の良いカードで、データ通りのピッチングを披露した。

◆今春の西勇 沖縄・宜野座キャンプを順調に過ごしていたが、ぜんそくの症状が出たため2月23日に途中離脱して帰阪した。3月3日に甲子園で行われた全体練習に合流。5日にソフトバンクとのオープン戦で今季初実戦登板し、2回無失点に抑えた。開幕投手は藤浪に譲ったが、10日の2軍教育リーグで4回無失点、16日のヤクルトとのオープン戦で5回2失点にまとめるなど開幕へ向けてペースを上げた。24日に四国IL・徳島との2軍練習試合で3回を投げ、最終調整を終えた。

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