ヤクルトのドラフト2位ルーキー山野太一投手(22)が、1日DeNA戦(横浜)で異例のプロ初登板初先発を果たした。3月31日に西田と男性スタッフが新型コロナウイルスに感染したことが判明し、濃厚接触者が特定されるまで自宅待機。大事な初陣を前に万全な前日調整が出来ない“ぶっつけ本番”で敵地マウンドへ上がった。

注目の立ち上がりは1番桑原、2番関根を連続で空振り三振。ところが3番牧の中堅への打球を塩見が捕れず(記録は三塁打)2死三塁とすると、佐野の左翼への打球も山崎が捕れず(記録は二塁打)に同点。続く宮崎にも適時打を浴びて2点を失った。

味方が逆転して迎えた2回も制球が定まらなず、1死満塁から牧に走者一掃の3点適時二塁打を浴びるなど4失点で逆転を許した。

1回1/3を49球、5安打3奪三振7失点。「初登板で良い緊張感でマウンドに上がることができましたが、自分のボールをうまく扱うことができなかった。野手の方に先制点、追加点を取っていただいたのにチームに良い流れを作ることが出来ず申し訳ないです」。東北福祉大時代にリーグ通算22勝無敗の左腕が、厳しいプロの洗礼を浴びた。