楽天は茂木栄五郎内野手が5試合ぶりに先発復帰も打線がつながらず、引き分けを挟んで今季初の3連敗。2位ソフトバンクが勝利したため首位陥落となった。

頼れるキャプテンが「5番DH」で戦列復帰し、1番辰己、2番小深田、3番島内、4番浅村、6番鈴木大という開幕時と同じベスト布陣で臨んだが8回まで3安打無得点に封じられた。7点差とされた9回に、小郷の適時三塁打と太田の3号2ランで3点を返す粘りを見せたが時すでに遅し。石井GM兼監督は「最初の得点がなかなか取れずにきたのが重くのしかかる。反省すべきところは反省して、ただ良いところも消さないように。バッティングアプローチはしっかりできているので、そのへんはしっかり継続していきたいな」と振り返った。

ヒットこそ出なかったが茂木の復帰は明るい材料。指揮官は「茂木も帰ってきてくれましたし、今はホントに辛抱するところかなと思います。辛抱するだけじゃなくて、しっかりと今後どうしていくかというのを考えたいと思います」と冷静に話した。

ここ4試合で7得点と打線は湿りがちだが、石井GM兼監督は「バッティングアプローチはしっかり出来ている。その中で自分の間合いに持ってこれるようになってくれば、また変わってくると思う。今はしっかりとやるべきことをやっていくことが一番大事だと思います」。16日からの日本ハム戦に向け「切り替えたいですね」と前を向いた。

▽楽天滝中(5回を3安打2失点で2敗目)「フォアボールがよくなかった。先発としての仕事ができなかったことが反省です」

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