開幕試合で大記録が生まれた。富士大の最速148キロ右腕、金村尚真(3年=岡山学芸館)が完全試合を達成。9回を投げ、毎回の18三振を奪う快投で、最後の2者も連続三振で締め、マウンド上でガッツポーズをみせた。

「8回あたりから(完全試合を)意識していた。最終回は緊張したけど、達成できたので、めちゃくちゃうれしい」。

9回完全試合は北東北大学リーグでは、17年の楽天鈴木翔天投手(24)以来、史上2人目の快挙。2年ぶり開幕の春季リーグで、みちのく野球界に新ヒーローが誕生した。