ロッテのドラフト1位、鈴木昭汰投手(22)がプロ初勝利を目指し、今季5度目の先発マウンドに立つ。

ここまで4試合に先発し、0勝1敗の防御率2・35。計23イニングを投げ、被安打11の6失点。本塁打は3月28日のプロ初登板でソフトバンク栗原に2ランを浴びて以来、許していない。今季2度目の対戦となる首位ソフトバンク戦で、待望の白星を手にすることができるか。

今季ここまでの鈴木の4登板を振り返る。

◇  ◇  ◇  

◆3月28日ソフトバンク戦(プロ初先発) 5回1安打2失点も勝ち負けつかず。あこがれの和田と投げ合った(球数97球)。

「目の前で和田さんが投げてるところを見て、自分も本当に燃えました。いいところはそのまま良さとして残して、反省点をしっかり次までに備えて、チームの勝利に貢献できるように頑張っていきたい」

◆4月4日日本ハム戦 7回を2安打に抑え、毎回の11奪三振で無失点も、勝ち負けつかず(球数95球)。

「四球も(2個と)少なく、しっかり走者を出しても粘れた。何よりゼロに抑えていけたのは良かったと思います。(白星は)自分で操作できるものではないので、これからも先に点を取られないように全力で腕を振ることを考えれば結果につながる。勝利投手が全てじゃないので、内容にこだわって次も頑張っていきたい」

◆4月11日西武戦 5回3安打2失点にまとめるも、プロ初黒星(球数92球)。

「いつもより制球にばらつきがあった。しっかり反省して次に生かしていきたい」

◆4月18日オリックス戦 6回を5安打2失点で勝ち負けつかず(球数86球)。

「内容はあまり良くなかったわりに、試合はつくれたかなと思う」。デビュー後4戦で0勝の鈴木について、井口監督は「勝てていないのは野手で点を取れてないだけ。本当に何勝の価値もあると思います」