阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が2回に8試合ぶりとなる6号先制2ランを放った。

2回無死一塁、2ボール2ストライクからDeNA先発阪口のカーブをとらえ右中間スタンドへ。「打った感触はよかったですし、今日は風と仲良くなれました。早い回で先制点を取ることができてよかったです」とコメントした。3安打4打点と活躍した前日24日は右翼から左翼へ強い浜風もあり中堅フェンス直撃の適時打を放ったが、この日は緩やかな風をものともせずスタンドへ突き刺した。

ビジョンには弾道追跡システムトラックマンによる測定で打球速度175キロ、飛距離139メートルと表示された。14日広島戦の甲子園1号となった4号はそれぞれ168キロ、125メートル、15日広島戦でバックスクリーンへの5号は173キロ、131メートルだった。甲子園3本目が一番速く、一番飛んだ打球となり、今季甲子園のチーム「最長不倒」となった。

政府の緊急事態宣言発令により、甲子園での次カード30日からの広島3連戦と5月11日の中日戦は無観客での開催が決まった。甲子園の有観客は、この日を最後にしばらくない。ファンを沸かせる1発となった。

 

◆阪神今季の甲子園での本塁打

4月7日巨人戦 サンズ4号129メートル(桜井)

4月14日広島戦 佐藤輝4号125メートル(森下)、マルテ2号130メートル(森下)

4月15日広島戦 大山1号120メートル(床田)、佐藤輝5号131メートル(床田)

4月16日ヤクルト戦 藤浪1号131メートル(石川)

4月18日ヤクルト戦 マルテ3号113メートル(大下)

4月23日DeNA戦 大山4号129メートル(坂本)

4月25日DeNA戦 佐藤輝6号139メートル(阪口)

※( )内は相手投手