移籍後初先発した阪神チェン・ウェイン投手(35)が、6回5安打1失点と好投した。4番大山の3ランなど4点の援護を受け、勝利投手の権利を手にして降板した。

初回1死から京田に二塁打を浴びるも、ガーバー、ビシエドの助っ人2人を左飛、二飛に打ち取った。2回も2死から木下拓に二塁打を打たれたが、根尾を139キロ直球で空振り三振と要所をきっちり締めた。この日の最速は144キロ。キレのあるカーブやスライダー、変化球を効果的に組み合わせて、古巣中日打線を次々に打ち取った。

チェンは開幕2軍スタートとなったが、ウエスタン・リーグで4試合に先発し、防御率1・80。安定した投球を続け、タテジマでの初先発が偶然にも古巣中日戦となった。バンテリンドームでは、通算18勝7敗と好相性。チームは中日に2カードぶりの負け越しとなり、連敗ストップの期待がかけられていた。

白星をつかめば、シーズンでは11年10月2日阪神戦以来、3497日ぶりのNPB勝利となる。