西武は先発復帰した松本航投手が6回を5安打無失点に抑え、チームに勝利をもたらした。

初回に栗山巧外野手の先制打で援護を受けると、ピンチを背負いながらも要所を締め、ソフトバンクは12残塁。最後は継投で逃げ切った。これでチームは対ソフトバンク8戦5勝1敗2分け。敵地ペイペイドームでは負けなしという結果に、辻発彦監督が口にしたのは、占いだった。

-ピッチャーが粘った

辻監督 いやあピンチの連続でね、よう粘ったと思うな。ノーアウト二塁が2回ぐらい、ノーアウト一、二塁、向こうの拙攻があった中でもやっぱり抑えたことがね、何より。松本に勝ちがついたことが非常にうれしいですね。

-松本の投球

辻監督 どうでしょう。しっかりこれだけ投げてくれたからね、また次に期待できるし、今度良かったら、さらに自信としてやってくれればいいかなって。

-松本は要所で爆発力と言っていた

辻監督 そうですか。じゃあそうでしょう。コースはベンチから分からないけども、向かっていくという気持ちは出ていた気がするんで、それが成長かなと思います。

-7回に森脇を起用

辻監督 やっぱり去年の勝ちパターンで大きく成長したピッチャーの1人で、あそこに1つのピースがなかったんでね。ちょっとまだ、まだまだ不安ではあるけど、なかなかバタバタせず、珍しく源田のエラー(記録は山川の失策)からピンチをつくってしまったけど、しっかり踏ん張ることがね。もっと良くなっていくと思います。

-打線は采配ピタリ

辻監督 組み替えたんじゃなくて、1番を外しただけ。ところてんです。下から押し上げて。

-栗山が先制V打

辻監督 あそこで栗山というか、全部打ってくれとは言わんけど、ここというポイントで打ってくれるところがさすがベテランだと思うし、マルティネスは去年と比べて全然力も違うし、素晴らしいピッチャーからそう点は取れないと思っていたから。0点に抑えたのが一番良かったと思う。

-これで勝率5割

辻監督 とりあえず目安としてはね、借金しないで5割でずっと踏ん張っていくというのが大事なんでね。抑えも中継ぎのピッチャーも離脱する中、全員がそろうまでにはね、優勝争いしていられるように頑張るしかない。

-1番は若林待ち

辻監督 いや分からんよ。若林が帰ってきても、すぐどうこうということじゃないだろうし、日によっていろいろ変わってくると思います。

-愛斗を指導

辻監督 指導というか、どんな速いピッチャーでも、間を取らなきゃいけないし、ピッチャーに向かって入っていくという動きがなかったら、そこから回転すると、ボールが消えちゃうし。

-今日の出来は

辻監督 愛斗は向こうとしてもね、真っすぐ150キロ以上のつり球で来ても、ああやって見事に打つんだから分からないバッターだと思うよ。そういうところで研究してくるだろうし、そしたら真っすぐを放らずに変化球ばっかり投げてくるじゃない? そこで愛斗が今後頭を使っていくか、ボール球を振らないようにするかが課題ですし。それで成長していけばいいです。

-福岡で5戦負けなし

辻監督 うーん、そうだね。今週の週末の占いがドベだったから、そういう時がいつもいいのよ。前もドベで3連勝だったからね、信じていたんだけど、やったね。勝ったね。1位かビリかだよ。何でも1位がいいんだよ。そうなかなか1位にはなれないでしょ。