広島は25日、この日から26日までの広島-西武戦(マツダスタジアム)2試合を延期することを発表した。27日西武戦(マツダスタジアム)については実施の準備を進めているという。

新型コロナウイルス感染者が広がる広島にとっては23日までの阪神3連戦に続き、5試合連続の中止という異例の事態となった。

広島は17日に3選手のコロナ感染を発表後、20日に5選手含む7人、21日には倉コーチ、23日には九里の陽性を発表。22日には森下、高橋昂2投手が陽性者の濃厚接触者と判定され、「感染拡大防止特例2021」の適用で出場選手登録を外れた。

20日から毎日PCR検査を実施し、24日のPCR検査で初めて陽性者も、濃厚接触者も出なかった。広島鈴木球団本部長は25日の試合再開について「濃厚接触者も含めて沈静化するまで分からない」と話していた。

・広島のコロナ禍経緯

◆17日 菊池涼、小園、正随が陽性。翌18日にいずれも出場選手登録抹消

◆18日 磯村、石原、大盛、松山、西川、河田コーチ、朝山コーチを自宅待機に。5選手は登録抹消

◆19日 塹江、坂倉をベンチから外し自宅待機

◆20日 鈴木誠、羽月、長野、石原、大盛、朝山コーチとスタッフ1人が陽性。鈴木誠、羽月、長野は21日に登録抹消

◆21日 倉コーチ陽性。阪神3連戦が中止

◆22日 森下、高橋昂が濃厚接触者に認定。23日に2人とも登録抹消。陰性が確認された松山、坂倉、磯村、塹江は練習に復帰

◆23日 九里が陽性。24日に出場選手登録抹消。18日以降、コロナがらみでの抹消選手は計14人

◆24日 臨時実行委員会を開き協議。交流戦最初のカード25日の広島-西武(マツダスタジアム)の開催可否は24日のPCR検査の結果などもふまえ、25日の午前中に決めると発表