阪神矢野燿大監督(52)が今季3度目のゼロ封負けとなった試合を振り返った。終盤の8回には無死一塁から2番中野拓夢内野手(24)が送りバントを失敗。「あそこで送れなかったというのは、流れ的には痛いね」と振り返った。30日西武戦でプロ初先発、プロ初登板のルーキー村上頌樹投手(22)に期待した。

-最終打者ロハスの打球はネットの上の方に当たったようにもみえたが、審判とはどういう話

矢野監督 もちろん、ビデオ判定の後に抗議ができないのは分かっているんだけど。俺らも確信はないんだけど、上の方に当たったように見えたから。だけど、映像的には確実に当たっているものがないし。撮れてないんだよね、たぶん。その当たってるというのがあったとしても。

-その確認か

矢野監督 その確認をしに行ったんだけど。まあでも、本来はできないというのは分かっているんだけどね。試合終了だしさ。覆すこともできないし、確認に行っただけ。

-だいぶチャンスもあった

矢野監督 だいぶではないけど、どうなんやろ。中野のバントができなかったという流れの中で、向こうもそれもあったけど、しっかり送ってというところが。アイツのところでそういう作戦というのはこれからも出るからね。あそこで送れなかったというのは、流れ的には痛いね。

-チャンスものにできなかった

矢野監督 立ち上がり、初回がね、チャンスあったかなというところやったけど、そこを逃してしまって、あの回も中野のバントで流れがっていうところで、んー、まあ、何とも言いようがないかな。

-先発伊藤将はゲームメークした

矢野監督 状態、今日悪かったもんね。その中では1点でしのいでくれたからこそ、何とか勝つチャンスっていうのもつくってくれたっていうのもあるし、やっぱりこうやって登板が重なっていくと、相手の研究もある。疲れも出てくるし、そういうところを乗り切ってね、根気よく、粘り強く今日も投げてくれた。さらに状態が上げられるようにしていってくれたらいいかなと思います。

-明日の先発はプロ初登板のルーキー村上。打線の援護にも期待

矢野監督 まずはいろんな経験を、アイツは高校野球も大学もずっと経験豊富なピッチャーなんでそういうところではいろんなことが出来るっていうのがセールスポイントだと思う。そういう気持ちの部分でも向かって行くというか、投げてくれるんじゃないかと思う。初登板なんで緊張もするし、でもどんどん向かって行って投球してくれたらそれでいい。あとは打線がどれだけ点を取れるかだと思うんで。それは兼ね合いもあるので、もちろん援護を早めにしてもらいたいというのはるけど、まずは向かっていく気持ちっていうのをしっかり出してくれたらいいと思います。