楽天田中将が役割に徹した。今季最長の8回を95球、5安打1失点。自身16連勝中の本拠地で2戦連続のハイクオリティースタート(7回以上自責2以内)を達成もチームは引き分け、自身4戦ぶりの白星を逃した。

ヤンキース時代に同僚のDeNAオースティンに6回に先制ソロを被弾も7、8回は3者凡退。5球以内の決着が打者30人中27人。「結果的にまとめることができてよかった」と抜群の制球力で試合を作った。

白星へわずかに届かない。8日日本ハム戦以降は4戦2敗。3度のクオリティースタート(6回以上自責3以内)達成で防御率は2・79も今季の援護率は1・98。1試合2点未満の援護に、思うように勝利を引き寄せられていない。それでも「長いシーズンやっていればこういうタイミングももちろんある。どんな時であれ、自分のできることにフォーカスしながら投げる。その作業は変わらないです」と自分をぶれさせず、力強く前を向いた。