北海道の喜茂別町が1日、全日本女子野球連盟から北海道初の「女子野球タウン」として認定を受けたことを発表した。同町の内村俊二町長(59)は「女子野球連盟と連携し、地方創生の取り組みを加速させるとともに、町民の皆さんと女子野球に関係する方々が手を取り合ってまちづくりをすすめる『女子野球のまち きもべつ』を目指してまいります」とコメントした。

人口約2000人の喜茂別町は4月21日に北海道ベースボールクラブと地域連携協定を締結。同クラブが運営する北海道唯一の女子硬式野球クラブチーム、ホーネッツ・レディースが、活動拠点の1つとして同町町営野球場での練習を開始した。同町ではホーネッツ・レディースに練習拠点の無償提供やプロモーションに協力。ホーネッツ・レディースは、女子野球イベントや試合等を通して喜茂別町のPRや、町内イベントにおいて野球教室を開催するなどして、シティプロモーションに協力していく。

「女子野球タウン」認定事業は、全日本女子野球連盟が、2020年9月に開始した事業。女子野球をシティプロモーションとして活用し、地域活性化を目指す自治体を「女子野球タウン」として認定し、連盟とともに野球を通じて自治体を盛り上げるというもの。一定の条件をクリアし、認定を受けた自治体は、全日本女子野球連盟と情報交換や交流を図りながら、女子野球の普及、振興と地域の発展を図っていく。