大商大(関西6大学)が11安打6得点で東亜大(中国地区)に快勝だ。天理大(阪神)は10安打7得点で8回コールド勝ちし、先発の井奥勘太投手(4年=立正大淞南)が8回無失点の好投で貢献した。関西勢2チームが好発進で2回戦に進んだ。昨年は新型コロナウイルスの影響で初の中止だった。

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天理大プロ注目の左腕エース井奥が8回を散発4安打無失点と快投した。1回2死一、三塁の窮地を速球で遊ゴロに詰まらせて脱した。2回以降はチェンジアップやカーブで間合いを外して7奪三振。「角度のある速球に一番自信を持っている。打者が嫌がる角度を大事にしています」。140キロ前後の速球でもキレがあり、初の神宮は技巧派の独壇場だった。