全日本大学野球選手権で27年ぶりの4強に進出した福井工大(北陸)が12日の準決勝・福岡大(九州6大学)戦に備えて11日、神宮室内練習場で調整した。

3試合連続2桁安打で、10日の名城大(愛知)戦は大会最多タイの17得点。下野博樹監督(60)は「打撃が評価される第一の要因」として、広島や阪神で活躍し、4月に就任した町田公二郎総合コーチ(51)の貢献を挙げた。この日も打撃投手を務めた同コーチは「すごく打者が自分のスイングをできて、いいポイントで打てている」と手応え。オリックスなどでプレーした水尾嘉孝統括投手コーチ(53)の指導も手厚く、元プロの知恵で初の決勝を狙う。