楽天田中将大投手(32)が“モノノフ対決”で阪神佐藤輝に一発を浴びるなど、7回今季最多109球5安打3失点で4敗目(2勝)を喫し、自身6戦連続白星なしとなった。

本拠地では自身16連勝中だったが、12年7月29日西武戦以来、9年ぶりの黒星を喫した。

1点を追う6回2死、2ストライクから内角スライダーを右翼席へ運ばれた。追いかける展開で痛恨の被弾に首をかしげた。

自身と同じくももいろクローバーZのファンである大物ルーキーに対し「あれだけ素晴らしい活躍を1年目からしていると思うので、そういう選手が打つとチームも乗ってくると思う。いい選手がたくさんそろっているので、しっかりと抑えたいと思います」と警戒。第1打席は中飛に抑えたが、4回2死での第2打席では右前打を打たれていた。

5月1日ロッテ戦以来、6戦ぶりの白星を目指し、自身16連勝中の本拠地楽天生命パークでのマウンドに立った。3回までは完璧に抑えたが、4回2死からマルテに四球。続く大山に外角直球を右翼席へ運ばれ先制2ランを許した。6回で100球に到達も7回まで投げきり、5戦連続クオリティースタート(6回以上自責3以内)を達成。ただ、味方打線が阪神伊藤将の前に7回まで1得点。援護に恵まれず、白星はつかめなかった。

「(6回3失点の)前回登板に比べたら全然よかったと思います、全体的に」と試合を振り返り、4回に大山に打たれた2ランには「まあ投げミスではないので。うまく捉えられたかなという感じ」と受け止めた。また6回に佐藤輝に許した一発には「あのボールも特に投げミスとかではなくて、強いて言えばワンバンになるくらいの低さにいきたかったですけど、うまく打たれましたね」と振り返った。