日本野球機構（NPB）は5日、「マイナビオールスターゲーム2021」（7月16日＝メットライフドーム、同17日＝楽天生命パーク）に出場する監督推薦選手を発表した。西武からは今井達也投手（23）、松本航投手（24）、呉念庭内野手（28）の3選手が選出。すでにファン投票と選手間投票で出場が決まっている、平良海馬投手（21）、森友哉捕手（25）、山川穂高内野手（29）、中村剛也内野手（37）、源田壮亮内野手（28）の5選手に加え、計8選手が選ばれた。

今井はプロ5年目で初めての出場。出場する名だたる選手一覧に目を通し、巨人が誇る打線の要の2人に注目。「坂本選手と岡本選手だけ対戦がなかったので、2人とは対戦したことがないと言う意味で対戦したいと思います」と熱望した。交流戦での対戦がなく「球界を代表するようなバッターのおふたりなので、もちろん長打も打てますし、広角も打てるバッター。そんな簡単に打ち取れるとは思っていないので、でも自分の持っている力を出せればいいなと思います」とぶつかっていく。

情報収集にも余念がない。「ピッチャー、野手問わずにいろんなことを聞いて勉強になればなと思います」。特に首位を走るオリックスの宮城や山本の名前を挙げた。中でも「宮城くんのスライダーはすごい興味あるので。『どうやって投げているんですか？』って聞いてみたいです。前回オリックスの球場で投げている時も見ていましたけど気持ち悪いくらい曲がっていたので」と、3歳年下の左腕に熱視線を送る。