広島のルーキー栗林良吏投手(24)が、監督推薦により球宴に初選出された。球団新人では、12年野村以来9年ぶりの出場となる。「うれしい気持ちでいっぱいです」。東京五輪の侍ジャパンにも選ばれた右腕が、新たな勲章を手にした。

今季は新人ながら開幕から守護神を務め、2リーグ制後ではプロ野球記録となるデビューから22試合連続無失点の偉業を達成した。防御率は0・61と抜群の安定感を誇り、現在リーグ2位の16セーブを挙げている右腕は「結果を残せたから選んでもらえたと思います」と胸を張った。

最速154キロの直球と宝刀のフォームを武器とし、カットボール、カーブを操る右腕は、球宴に向けて「やっぱりストレートは投げていきたい。全力でいって、MAXを更新できたらいいなと思う。数字だけじゃなくて、切れとかでもアピールしていきたい」と鼻息荒く意気込んだ。