「マイナビオールスターゲーム2021」の監督推薦による出場選手が5日、発表され、阪神青柳晃洋投手(27)が選出された。球団事務所で代表取材に応じ「続けて出られるのはすごいうれしく思います」と19年に続く2度目の選出を喜んだ。

対戦したい打者にはオリックス吉田正を挙げた。「交流戦3試合投げましたけど、オリックスに投げることができず対戦できなかったので。本当にすごくいいバッターですし、僕が苦手な左バッターなので、対戦してみたいなと思います」とパ・リーグ首位打者にリスペクトを込めて熱望。どのように抑えるか? との問いには「真っすぐって言えたらかっこいいんですけど…。持てるボールを全て使って抑えたいと思います」と冗談を交えつつ真剣勝負を誓った。

セ・リーグからは東京オリンピック(五輪)侍ジャパンに内定しているヤクルト村上、山田、巨人坂本、広島菊池涼らが選出。五輪でともに戦う仲間が球宴で早くも青柳の後ろを守る可能性がある。「代表で守ってもらう選手だと思うので、コミュニケーションを取れたらいい。19年は『後ろに守っている人がすごいな』というイメージを持ってしまったんで。今度はそれを感じず自分もしっかり投げられるように頑張りたいと思います」。球宴を“五輪予行”にし、本番へ向けてはずみをつけるつもりだ。