球宴初出場の全セ・阪神佐藤輝明内野手(22)が、ホームランダービーで4本の柵越えに終わり、西武山川穂高内野手(29)の9本に敗れ、1回戦で敗退した。「疲れました(笑い)。負けちゃいましたけど、すごい楽しかったです」と笑みがこぼれた。

先攻の山川が驚異的なペースで9本放った。佐藤輝も思わず「すげえ」と口が動いた。「いや~もう9本打たれたので、すごいプレッシャーだったんですけど、はい。嫌だったです(笑い)」。先輩スラッガーに及ばなかったが、2発目の右翼席への1発は、この日トップクラスの打球速度168キロを記録。7試合通して打球の平均速度が一番速かった選手には日産リーフ賞が用意されている。

山川はヤクルト山田との準決勝も制し17日の決勝に進出。試合前練習で談笑していた西武の大砲に貫禄を見せつけられたが、虎のドラ1ルーキーも存在感をみせた。