阪神が今季初の4連敗を喫した。先発青柳晃洋投手(27)が3回にまさかの5失点。だが1度は打線が追いついた。5回、梅野の右中間適時二塁打で15イニングぶりの得点を刻むと打線がつながった。近本光司外野手(26)の左前適時打、この日1軍復帰したジェフリー・マルテ内野手(30)の右中間3点適時二塁打で一気に5点をかえし同点に追いついた。

2番手小川一平投手(24)が6回を無失点。だが、期待の2年目左腕がつかまった。同点の7回に3番手で登板した及川雅貴投手(20)が4連打を浴びるなど5安打3失点。その裏にはスタメンから外した大山悠輔内野手(26)、佐藤輝明内野手(22)と代打攻勢をかけたが無得点に終わった。

この日は約1カ月ぶりの本拠地甲子園での試合となった。1万1312人がスタンドからメガホンをたたき、拍手で声援を送った。打線テコ入れで球団史上初の外国人クリーンアップトリオを形成したが、左翼手メル・ロハス・ジュニア外野手(31)が不安定な守備を見せる場面もあった。五輪中断後、首位でスタートした8月は16試合で7勝9敗と2つ負け越した。