阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が、5試合ぶりに「7番右翼」でスタメン復帰した。自己ワーストの10試合、28打席連続ノーヒットで迎えた首位巨人との首位攻防第2ラウンド。試合前のスタメン発表で「7番 ライト 佐藤輝明」とコールされると、ひときわ大きな拍手が甲子園に響いた。

第1打席は2回2死。2球ボール球を見逃し、カウントは2-0。バッティングカウントで左腕高橋の内角直球に手を出した。右翼へ鋭い飛球が飛び、甲子園は大歓声に包まれたが、松原のグラブに収まった。

第2打席は5回無死一塁。カウント0-2と追い込まれてから、外角123キロのきわどい変化球を見極めボールとしたが、最後は内角高め142キロの直球にバットが空を切った。

第3打席は1点ビハインドの7回1死。2番手デラロサの2球目、140キロのカットボールを強振すると、一塁アルプス席最深部へ強烈なファウルが飛んだ。タイミングがわずかに違えば…。スタンドインを予感させる弾道に、どよめきが起こった。ただ、最後は内角高めの直球に空振り三振。これで自己ワーストをさらに更新する31打席連続無安打。今季147個目の三振となった。

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