ソフトバンクは6回に甲斐拓也捕手(28)の9号3ランで5-3と逆転しながら、8回に3点を奪われて敗れた。試合後の工藤公康監督(58)の一問一答は以下の通り。

--8回は2死から逆転を許した

工藤監督 難しいね、あと1個アウトを取るのはね。

--森の復帰にも理想的な展開だった

工藤監督 (9回は)私もそう思って、というのはあったけど。みんな一生懸命やった結果なので。5点取って、あそこでもう1点というところをね。なんとかチャンスをつくって取らなきゃいけないなと思いますし、投手も2死を取ったからこそ、あと1人という気持ちをみんなが。隙があるとは思わないんですけど、もう1つ、なかなか連勝というところができない。もう1つというところかなと。もうちょっと我慢して、投手も打たれようと思って打たれているわけではないし、一生懸命やった結果なのでね。足りないところはしっかり自分で練習して身につけていくしか方法はないのでね。こうやって負けて、悔しい思いをして、どうやって自分を奮い立たせるかというところなので。負けたことは取り戻せないので。勝つ以外では取り戻せないので、勝っていってしっかり取り戻す。そういう気持ちで明日からやっていきます。

--苦手の(西武)高橋から5点

工藤監督 勝ちを付けないというのはできるんですけど、勝ちきるというのがまだできていない。もう1歩というところですね。もう1歩というところを我々がしっかり作っていかないといけない。

--田中、板東が好救援

工藤監督 頑張っていると思いますよ。(田中)正義もああやって、初めてじゃないですかね。勝っているところで。少しずつ頑張っている子にはああいう機会を与えてあげて、それが彼らの成長になってくれたら。森君が帰ってきたことで9回は任せられるので。8回まではまた、今日のようなこともできますしね。少しずつ形としては、森君が帰ってきて、岩崎君が帰ってきてとなれば変わってくると思うので。そうなってからですね。

--東浜は4回途中で降板

工藤監督 ちょっとね、彼らしさという投球にはならなかったので。今日は早めにというのは頭の中にありましたね。

--リチャードが適時打

工藤監督 ああやって彼が打ったことで勢いが付いて、最終的には甲斐の3ランというところになったのでね。攻撃的にはいい攻撃で5点を取れたと思いますけど、勝ちきるためにはその後でももう1回、みんなでチャンスをつくる、もう1点取るということをしっかりやっていかないと。今日のように、リリーフが絶対打たれないわけではないので。勝ちきる野球をしっかりやらないといけないなと思いました。

--紙一重

工藤監督 すべてが紙一重なんでね、野球というのは。紙一重の中でどれだけ注意深く、自分の体をどうコントロールするかというところが難しい。そこをまたしっかりと練習で意識付けをして、また明日からやっていきたいと思います。